昨日よりラスベガスでは放送関連のコンベンション、NAB2007が開催されています。放送関連の最新技術に触れて、未来の放送の姿を垣間見ることができるので毎年訪問するのを楽しみにしています。今年の会場でとにかく勢いのあるのは、Apple Inc.でありまして、社名からComputerの名前が消えて本格的に家電製品からプロ用の放送機器までカバーする会社になってしまったようです。その勢いは、SONYやPanasonicのブースの数倍はあろうかというアップルの最大規模のブース展示にも現れていますし、展示内容の中心はFinal Cut Studio2とういう統合編集環境(記者発表1)で、Final Cut Pro6を核とした放送映像の制作から、非圧縮のデジタル・シネマ編集Apple ProRes 422から5.1ch音楽編集を実現するSound Track Pro2、さらに、Colorマネージメントをする新製品のColor、静止画やビヘビアから3DCGをカバーするMotion、エンコード環境のCompressor3からメディア・サーバーのFinal Cut Server(詳細資料)まで網羅しています。
NAB2007の速報(Apple関連はこちらに)
4月15日に報道機関向けに開催されたAppleの説明会(Rob Schoeben, VP of Apps and product Marketing)の内容は、時系列を追ってこちらのengadgetに詳しくレポートが掲載されています。日本語のレポートも既にアップされております...4月27日(金)7時に銀座のアップルストアにて、NAB2007のROADSHOWというイベントが開催されるようです。今回のNAB2007の話題を呼んでいる製品REDとの提携も紹介された模様... 昨年のNAB2006では、こんな値段で4Kカメラができるわけもない、意匠デザインをCADソフトで見せるだけで予約金を頂き...会社は倒産なんてことになるやら...なんて噂も飛んでいたのに、デモ機の展示会場はブースのテントを2重、3重に長蛇の列ができるほどの人だかりでありました。REDのホームページはこちら。こちらのブログに、さらにこちらにも詳しく掲載されております。
マイクロソフトのブースでは、Microsoft Silverlightの展示をしておりました。Adobeのフラッシュ対抗策として正式にNAB2007にて発表、内輪では頑張っているようだけれど...マイクロソフトのブースに居た説明員の知識不足にガッカリ...さらにWindowsLiveサーチにおいて"Silverlight”を検索すると1件もみつかりませんという力の入れよう(今日の時点ではね、アップルが今日付けの発表内容を同日に日本語で全てアップしており、4月27日には銀座でスペシャル・イベントもしようという勢いなのに)....というか、VistaになってからMPEG2の4から6Mb/bpsレベルのSD再生すらコマ落ちや音声の欠落が激しくてミュージック・ビデオの再生などCore2Duoの最新マシンですら、Vista環境ではガタガタで音楽や映像鑑賞どころじゃない...(もちろんXPではOKなのに)という状態...他の環境では今やスムースなHD再生が当たり前なのに...もっと基本的なことをしてから出直して来てね...という感触なり...放送の世界でのマイクロソフトの立ち位置は結構厳しいものがあり..と実感するNAB2007なのでした。
以下、グーグル、オラクル、IBMの看板、AMDのブースでありますが...これまた各社各様...
では、ふるかわでした
1 件のコメント:
ブログ移転おめでとうございます(?)。Bloggerは無料の写真の容量は1Gまでですのでお気をつけください。有料で拡張できるようです。
コメントを投稿